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タワーリング・インフェルノ The Towering Inferno 1974 年 アメリカ映画
映画史上、永遠の名作はおのおのあると思う。

世代毎に好みも分かれると思う。私は恋愛モノはナンボ勧められてもダメだ...。

私にとって名作の条件とは? エンターテイメントから離れることなく色んな楽しめる要素がある。ホンモノのスターが出演してる。人間描写が丁寧に描けてる。後大切なのが現実とリアルにリンクしてる部分がある。と言った所かな?

私はこの作品はすべて含んでると思う!今観ても特撮の技術も素晴らしい!この当時のスーパースターをすべて集めたと言っても良い位の豪華な俳優陣!火災の中で起こる醜い人間達。

1974年、ワーナー・ブラザーズ 20世紀フォックス が共同制作し日本でも大ヒットした タワーリング・インフェルノ を今回は紹介したいと思います。




















知ってる人も多いので物語の方はザッ!と...。

スタートはヘリに乗ったポール・ニューマン(建築家)が自分がプロデュースしたビルに到着したシーンから始まる。

その晩落成式の行われるビルで打ち合わせの際、電力系のトラブルが起こり詳細を調べれば自分の手配した配線では無く、もっと強度の弱い配線が原因だと知る。

建築家が恐れていた電力系の倉庫から報知機に反応しない火災が起こる。何も知らない出席者はその晩のパーティーを決行し、燃え上がった火はビルの中断を塞いで全員を袋小路にさせてしまう!てな話。


























結局、間に入った中小の業者の経費を浮かせる為に中身の強度を無視した結果の大火災が取り返しの付かない事態を招く。この時代では映画の中での出来事だったかもしれないが、そんな事は無い!世界中でこの後類似した火災は後を絶たないし、建築技術の高い日本でも同じ様な出来事は沢山起こってる!(悲しいけど)

かと言って基準法はクリアしてるのだから厄介で、後半ニューマンが吐き捨てる様に「コストをカットするなら階数を削れ!」にすべての感情が集約してると思う。

間に入ってる業者にも言い分があってクライアントからプレゼンする際、安く挙げるのは契約の絶対条件!コストカットの実績を上げて(浮かせて)行けば仕事に有り付け、太い発注パイプを通す事が出来る。言うなればどちらも悪く、ズブズブ...。

予言してたのか?そしてこの映画の良い所はスター勢揃いの映画にありがちな(スリルのある見せ場)(成功)(ハッピーエンド)は一切無い!


















その場で考えれる最善を尽くし、少しでも犠牲者を減らす事を第一に命懸けで挑んで行く男達がしっかりと描かれている。

中でもそんな事は構ってられない!と言った人間達もちゃんと出て来るからリアルで良いと思う!

古い映画なので特撮もチャチく感じてしまい今観ると迫力不足...と感じる映画は少なくないがこの作品はそこでもしっかり描けてあって今観ても充分迫力があると思う!

メイキングでも出て来るが実際のビルを縮小した25メートルのミニチュアを2台作り計算しながら燃やしていて、今のCGとは違いこれはこれで今観ても素晴らしい!

勿論出演者もスゴイメンバーばかりだ!ポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ヴォーン、ロバート・ワグナー、OJ・シンプソン。そして私の大好きな俳優、スティーブ・マックィーン!

















物語開始から40分以上経って所で登場なんて、まるで時代劇の花形の様な登場の仕方!カッコいい〜!

黙々と消火をこなし最後まで職務を全うするオハラハンは本当にハマってる!男らしいマックィーンにピッタリだ!

多くの犠牲者を出した火災のラストは大きな喪失感でラストを迎える。励まし合う様な緩い台詞ではなくウイリアムは「今は神に祈るのみだ。同じ惨事を繰り返さん様に」

マックィーンは「運がいい 死者は200名以下だ 今にこんなビルで1万人の死者が出るぞ 俺は火と戦い 死体運びさ」と淡々と話す。
















こう言った内容のエンターテイメントはらしくないかも知れないし、今の時代には暗いと感じる人もいると思う。

けどこれだけ豪華な俳優陣が火災の恐ろしさと言うメッセージを伝えてくれるからこそ大きな影響力があり、今も買いたい!と思わせてくれるんじゃないでしょうか?

本作の昔のコピーに これぞメジャーの底力! とあったが私はその通りだと思う。

今こうして書くのはこの作品が古典として取り上げるのではなく、もっと若い人も本作を観るべき!と私は思います。

お勧めですよ〜!是非!是非!是非!是非!是非!是非!是非!是非!是非!是非!

では予告編を。




最後にこの作品。どこまで移植されるんだ!? 私はビデオ、DVD、スペシャル・エディション DVD、んでブルーレイ!全部買ったんやぞ!一体いつ終わるねん!?全部コレクションのつもりで買ったのにぃ〜! 個人的にブルーレイでもう終わりにして下さい m(_ _)m
author:Yasushi O.guro, category:洋画, 15:21
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渋滞 1991年 日本映画
この作品が発表されてから、もう20年経ったのかぁ〜...。

私が観たのはそこまで前や無かったと思う。深夜放送されてて何と無く観た映画と思う。

当時一人暮らしを始めてお金の無い私はよくレンタルビデオに行って沢山映画を観た。それ位しか楽しみが無かったと言うか...お金が無いからね!

洋画も邦画分け隔て無く観たが、邦画ならATG(アート・シアター・ギルド)やアルゴ・プロジェクトに何でかハマった。

両方、今のミニシアター系の大きく予算を掛けずにヒューマンドラマ中心の作品が多かった。

何と無しに最近調べたらアマゾンで販売されててもう手に入れるならこれが最後だろうなぁ〜と思ったから買いました!今観たがやっぱり良い映画だった。

今回は年末年始に相応しい映画・渋滞を紹介しましょう。


























まずは内容を少し。年末千葉から岡山県の離島・真鍋島へ帰省する親子4人のお話。

5日間の有休を取って何かと物入りの時期に一番経済的なマイカー帰省を選ぶ。しかし!日本人なら大抵味わう帰省ラッシュ・Uターンラッシュに巻き込まれてしまう。

今回の場合、千葉スタート→岡山ゴール 離島まで船。のルートなら私でも飛行機・新幹線・マイカーならマイカーを選ぶかもしれん。ガソリン+高速代で済むなら安そうだ。

しかし関東からの帰省は日本で一番厄介な話だと思う。日本一の人口密集地からの大移動は大なり小なり渋滞は付き物、おまけに年内の仕事納め、年始の仕事始めは大抵皆一緒だ!

なら大抵かち合ってしまう!





















今はカーナビやインターネットが浸透してて田舎への連絡も公衆電話を探す必要もないし、ナビを奥さんに頼む必要も無いし、車を持ってる方なら知ってると思うが渋滞情報もある程度運転しながらリアルタイムで情報を得る事が出来るが...この映画は今から20年前の映画。

言うならば行ったきり任せ、田舎道・裏道を選ぶと始めての道を奥さんが地図を見ながらのガイドは絶対訳が分からん!状態になる。ケンカの元になり車内の雰囲気が最悪!

確かに今は便利にはなったが渋滞の根本的な解消までは進んでいない。

誰でも経験した事があるこれらの事をこの映画は面白く表現している。

しかし映画だから多少の誇張はしゃぁ〜ないとは思うが、こんなに度重なるモンかね!

高速大渋滞→一般道→民宿大満席、予約もなしの飛び込みの為どこも取れない→車中で一泊→睡眠不足の為危うく大事故!→気持ちも焦って一般道をスピード出し過ぎでネズミ取り...→ガス欠→車中の一泊の影響で息子が高熱の風邪!!!。もう踏んだり!蹴ったり!の帰省になってしまう...。
















家族は帰省を諦め途中の定食屋でテレビを見ればもうUターンラッシュが始まってる!そこで家族の決断は...てな話。

この当時は今より日本が元気だった頃の話。ひた向きに働いてればそれなりに生きて行く事が出来てそれなりに生活が出来る。今では絵空事になった終身雇用だって謳ってる企業は有った筈だ。

しかしこの当時からまじめに働く世の中のお父さんが生まれ故郷に帰る位の事も難儀な日本は本当に裕福な国なのか?必死に働いても将来の老後個人的に裕福と感じる事が出来ない日本人に生まれて良かったのか?そんな気持ちを含めてこの映画は一般人の心に沁みる内容になっている。

自分は37歳になり改めて感じるのは国を作って行くのは大人でそのトバッチリを食うのはその後を託された子供だ。日本に生まれて良かった。日本は経済的に安定している。生活・治安も良い。と言わせるには現在、弱肉強食の日本では、各々の家族が生活安定すれば良いの考えでは無理な話だ。

親の愛してる子供が将来的に不安・不満を持って生活しなきゃならん日本ってそこで一生暮らせる価値のある国なの?

長い歴史を掛けてそこに土着を作ってきた日本人がその国を離れて景気の良い国へ移住、何て話はごく限られた人のみでここで何とかしなきゃ!の人たちばかり。皆が運命共同体なのに金に左右されてる人ばかり...最近私はそんな風に感じてしゃ〜ない!

話はかなり脱線したがこんな一般人を題材にしたこの映画は中々良い映画と思う。

今作の提供・アルゴプロジェクトはこれの他に「良いおっぱい・悪いおっぱい」(夫婦育児の物語)が良かった!がこれはDVD化されていない...。




















最近は個人的にファンでも無いのだがショーケン(萩原健一)の作品をよく買う。これの他に「傷だらけの天使DVD・BOX」も買った!ショーケンのファンは熱狂的な人が多いが私はそれ程...好きやない...(悪いけど) だけど彼の作品は結構好きだ!!!渋滞の他に「誘拐報道」という作品は本当に良かった!実際、宝塚で起こった誘拐事件の犯人役を凄いテンションで演じてた!

この作品も良かったのだがDVDは...出てない...。(悲)

てな訳で本作を観たければ今ならGyaoで観れますぜ!DVDを買いたくても中々手に入りづらそうやしね ♪ 詳しくは ↓ を。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00940/v00003/v0000000000000000003/

それでは皆様良い年を!
author:Yasushi O.guro, category:邦画, 06:38
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未来を写した子どもたち Born Into Brothels 2004年 アメリカ映画
うまれた時が悪いのか...? それとも俺が悪いのか...?

天地茂の昭和ブルースと言う歌だ。映画と全然関係ないが私はこの歌詞にグッとくる。

歌自体はあんまり好みや無い...やけど歌詞はとても上手やと思う。

話を戻して!こんな環境の子供達が日本から遠く離れた国にいると言う事。それが今、急激に先進国に名乗り出してる国の一部と言う事。

そんな気持ちで観ると考え深い映画と思う。

今回は 未来を写した子どもたち を書きたいと思います。



物語の場所はインド・カルカッタの売春地区。

フリーカメラマンのザナ・ブリスキさんがロケに訪れこの場所にいる子供たちを取材し、何とか救う形を模索し、子供たちそれぞれにカメラを渡し、ザナさんの活動拠点のニューヨークで個展を開き、写真を売って KIDS WITH CAMERAS と言う恵まれない子供支援基金を通して、彼ら彼女たちへ進学の援助を手助けすると言う話。

まず、日本で言う赤線地帯 (売春エリア) ここはハッキリ言って異様な光景だ。

綺麗事は大嫌いなのであえて書くが私もよく行った。

若く健康な時点でこの場所へ立ち寄るなら、お金が有るなら楽しめる場所だが、万が一ここで自分が倒れたり事故に巻き込まれたりすれば、身包み剥がされ、ゴミの様に捨てられる事は有名な話だ。

銃や麻薬がまだ一部の場所でしか流通してない日本でこの程度(と言っては語弊があるかも知れんが)で済むが、インドの売春エリアは映画を観て直感するのが、とにかく人が溢れて夜になると人間が直感で感じる「危ない」場所と私は思った。

そこに子供が生活してて外を歩いてるモノだから子供も恐いだろ!と思ってしまう。

衛生面も最悪で生ゴミが溢れ、稼ぐ食いぶちが売春に限定され、売春自体が違法な職種なので子供たちが学校に進学出来ない、通えない、だったら大きくなって売春で家族を養いなさい!と言った最悪の選択しか出来ない環境に置かれている。


そこでザナさんが写真を通してワークショップを開き、各々写真を撮り個展のチャンスを作り地元の寄宿学校へ進学への道筋を作ってあげる。のだが...。



これが本当に大変!の連続!詳しい事は映画を観て欲しいが、子供たちは基本的に社会から疎外されてる子たちばかり。なので膨大な書類を集めないと国外に出られない。

子どもたちは万が一 (AIDS) エイズに掛かってたら、両親から受け継いでしまってては、勿論そこで×。なので小学生であるにも拘らず検査を通らなければ...などなど。

DVDを買う前にザナさんの批判(営利・売名目的)も多かったが、観た私の感覚としては切っ掛けはどうであれ、私は素晴らしい事をしていると思う。

何度もイライラするシーンが出て来るが、私ならもっと感情を爆発させてしまう。

身内でも無いのに本当に熱心に子どもたちに寄り添い次の難関にトライする姿勢は尊敬する。

器の大きい、頭の良い女の人だと思った。

映像特典では3年後ザナさんは再びここへ訪れている。一回やったらやりっ放しの人間ならこんな事はしないだろうし、何より子どもたちの喜ぶ目を見れば彼女が善人か?利用するしただけの悪人か?が分かる。

彼女が何度も言う様に、ここにいる子供たちを個人や団体だけでは救う事は出来ない。だけど私も少なからず福祉は経験したが、全員で助けるという気持ちを持たないとやってる側の行動が無意味に思えてしまうので、そう言う意味も含めて彼女の行動は素晴らしいと思う。



上の写真は私が買った[特別版]だがこれを買えば KIDS WITH CAMERAS に200円寄付した事になる。(通常DVDなら100円)

これで少しでも役に立てれるならそれは素敵な事だと思う。

私は好きに人生を自分で選んで来たがここに生まれた子達は本当に困難が多いと思う。

投資に興味があれば分かると思うが、インド・中国・ブラジルの国債は今、日の出の勢いで数字を上げ猛スピードで国が繁栄してるが、その国の一部はまだまだ問題が山積みで蓋をしてる状況に思えてしまう。

自然や生活環境を破壊するのは大人で、とばっちりを食うのはいつも子供だ。

けど大人は整備する事も出来るので、ここをいつも頭に入れておくべきと私は思う。

観て下さい。出来れば買ってあげて欲しいです。


是非、予告編を見てね!




↓興味があれば日本版のホームページもあるよ!

http://www.mirai-kodomo.net/
author:Yasushi O.guro, category:洋画, 15:10
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生きてこそ Alive 1993年 アメリカ映画
まずこの映画のコラムを書く前に、↓ の写真を見た事は無いでしょうか?

1972年10月13日に起こった ウルグアイ空軍機571便遭難事故 での実際の写真です。




















私は高校時に歴史の教科書で見た記憶がある。

当時勉強からっきし駄目!の私だったが(それは今もあんまり変わらんが...)食い入るように事件のあらましに驚いた!

そればかりが印象的であの場でどんな出来事が起こっていたのか?映画を見るまで、アンデスの聖餐を読むまでよく知らなかった。

彼らの執(と)った行動は決して悪くは無い!立派に行動した英雄になれる出来事である筈。


今回はウルグアイ空軍機571便遭難事故を映画にした「生きてこそを」紹介したいと思います。



まずこの作品に出演してる役者は、失礼ながらイーサン・ホークしか知らない...。「大いなる遺産」に出てた小心者の優しい若者役で。

あとケープ・フィアーに出てたイリーナ・ダグラス(弁護士ニック・ノルティの不倫相手)位しか知らない。

私は出演してる役者でよく映画を選んだりするが、今回の場合は正直何を見れば良いんだろう?と色々調べた。

本人(生存者)のインタビューを収録した本か?ドキュメンタリーか?本作か?

結局活字の苦手な私はドキュメンタリーと本作を買う事にした。

映画の場合どこまで真実を表してるか?分からないし、なら生存者のインタビューを中心に進行する アライブ-生還者- もトライしてみよう!と明日届く予定です。


映画の話を、この事故の事をよく知らない方の為に話をザックリと。



ステラマリス学園のラグビー選手団とその家族達45人を乗せチリへ向かっていたフェアチャイルド機が悪天候で目測を誤り山の峰と衝突、機体の前面が残ったままチリとアルゼンチンの国境にまたがる高度4200メートルの地点に墜落、この時点で生存確認が取れる人間28名。

彼らは機内に残っていたチョコレートとワインで飢えをしのいで救出を待っていたが警察や捜索隊は事故からわずか8日後に捜索を断念。(これには理由があり機体の色(白)が積雪と合わさって上空からの捜索が困難な事情もあった)

機体に残っていたラジオでそのニュースを聞いた生存者は、飛び散った機体を探すため(通信用のバッテリー、電池、食料)に、そして代表された3人は助けを呼ぶ為に下山の決断を取る。


下山から15日後、山の住人と運良く出会えた彼らは捜索隊のヘリで事故現場に到着、この時点で事故から72日後。当然食料も尽きていた彼(犠牲者)らは何を食べて飢えをしのいでいたのか?

彼らは人肉を食べて飢えをしのいでいた。この事が明るみに出てからここ、のみが大きく取り上げる結果となってしまい本来被害者であるはずの生存者が複雑な報道、伝えられる形になってしまっていった。



















事実私も教科書で読んだ際には人肉を食べて飢えをしのいでいた事が大きく取り上げられ事故のあらましは二の次の様な印象を受けた。

なのでショッキングな事故として知っている人達も多いと思う。

グロい話の一部として片づけて良いのか?

私は何故?をもっと掘り下げてこの事故をよく知りたかった。

今日届いた本作を見て私は改めて感じた。彼らは人間として正しい行動を取った!と思う。


捜索の打ち切られた彼らは自力で生きて行く事しか出来なかった。犯罪行為に出て来る話とは全くの別の次元の話!

彼らは自分の大切な親友を食べるしか生きて行く方法が無かったのだ。

そして自力で途方もない山々を下山し、救助してくれる相手を見付け出し自分達の力で命を守り16名の生存者の命を救ったのだ!


























ロベルト・カネッサ(当時19歳)とナンド・パラード(22歳)が中心となった若者達はむしろ英雄の称賛を得るべき行動を取ったと思う。

生存者の殆んどが10〜20代の学生達でよくこんな重みのある決断を取れたものだと真剣に思う。

人間の尊厳と言った次元の話を超えた、もっと重要な事。私達人間は全員、動物や植物を殺して食べて生きて来た地球の中で最も残酷な動物なのだ。

そして事故現場で中心人物となって活躍したナンド・ペラードが勇気を出してこの話を公にしてくれたお陰で遠い日本の私達にも映画や色んな形でこの貴重な話と出合う事が出来る。



映画は彼らの行動にしっかりと当事者の心境(失礼の無い様)を加味した上で物語を進行させて行く。

私の感想は久しぶりに素晴らしい映画と巡り合えた!と思った。

正直、この事故を知りたければ本作を観れば良いと思う。


風化させる事よりも、この事故を最初は興味本位で映画を観てみたい、それでも良いと思う!

勇気を出して洗いざらい話してくれた当事者の貴重な体験談なのだから。

「仕方なかったで済む問題ではない」と言う人もいるかもしれないが、人間があの極寒の状況で取れる行動なんてわずか限られた事ではないでしょうか?


食べ物も欲求も金を出せば自分の前に出て来る現在だからこそ、この映画は意味のある作品だと思います。

何も何百年前の話じゃない。40年前の私より年下の学生達が執った貴重な経験談の本作を是非お勧めします!

まずは事故の経緯を書いた wikipedia ↓ 。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E6%A9%9F571%E4%BE%BF%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E6%95%85

そしてこの予告編を見て是非!ご覧になって頂きたいです。



author:Yasushi O.guro, category:洋画, 21:37
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男と女 Un homme et une femme 1966年 フランス映画
私は男のせいか?恋愛映画はからっきしダメだ!

映画は沢山見た自負はあるが、恋愛モノと限ると多分観たのはごく僅かだと思う。

要するにチンタラしてる映画は嫌いなんだ!

アクション、ホームドラマ、ヒューマンドラマ、アニメ、サスペンス結構何でも来い!もハズだが、SFと恋愛は受け付けない...。

唯一観た恋愛映画はひょっとしたらこれ位かも知れない...。

じゃぁ本作が記憶に残ってるか?いいえ全く。でも悪くはなかった記憶がある。

今回は大黒泰司が観た唯一の恋愛映画?男と女を紹介しましょう。


























これを勧めたのは私の姉だ。「お前、男と女、観てみたら?」「エェ〜チンタラしてる話やろぉ〜?」「確かにチンタラしてるけど映像がカッコエエでぇ〜」「ホンマかよ〜?」

てな感じで観たと思う。


まずは話をザックリと。

シングルマザーのアンヌは夫(スタントマン)を事故で亡くしてしまい娘を寄宿学校へ通わせている。

同じ学校へ息子を通わせているピエールも奥さんを自殺で亡くしている。

たまたま知り合った二人がお互いの境遇を重ね合わせて惹かれ合う。てな話。



...だったらどうやねん?と私は思ってしまうが何でか?この映画は観てしまった。

理由は幾つか有ります。

何と言ってもあの有名な「ダバダバダ ♪ ダバダバダ ♪」の主題歌!作曲家のフランシス・レイを知らなくてもこのテーマは多分誰でも知ってる位、有名な映画音楽だと思う!

映画と音楽を重ね合わせてその映像を思い出せば、自然とそのテーマを歌えてしまう!最近の映画にはない、映画の原点、成功例がこの作品にはある!

前回のコラム「燃えよドラゴン」と言えばあのテーマと怪鳥音(アチョー!)が思い出すのと同じで音楽にも目が行く私としては映画の中での音楽は無茶苦茶重要です!

この「男と女」は主題歌はハッキリ言って映画を観る前から知っていて、正直、聴き飽きた感は多少するけどその他の音楽もカッコイイ!


サンバやサスペンス調と色んなジャンルが場面ごとに流れていて逆に何で?この主題歌だけがこんなに有名になったんだ?と思う。

映画音楽狂の私はどれも良い曲だと思う!私はサントラから入った!

ちなみに買った当時は私は20歳位で誰もこの手の音楽を良い!とは言ってくれなかった寂しい思い出があるなぁ〜。


私の姉が何で勧めてくれたのか?冒頭でも書いたが映像が良いんだ!姉の言葉で例えるなら1シーンごとに一個の写真として充分成立してる位素晴らしい映像だ!

これは本当にそう思った!んで思ったより「愛してるよ〜」と歯が浮くようなセリフの連発!じゃなく淡々と映画は勝手に進行して行く。

そこも中々良かったです!

私の好きな旧車がレース用にチューンナップされ物語に絡んで行くのも楽しい!(ジャンの乗るマスタング、レースのシーンはベンツ、BMW、シトロエン、ワーゲン、ミニクーパー往年の味のあるデザインの車が綺麗な画質で走っている ♪)

結果クロード・ルルーシュ・フランシス・レイ、コンビの作品のサントラを私は何作か買う形となりました。(パリのめぐり逢い、など)


しか〜し!肝心の内容は...?今も観てるが殆んど頭に入って来ない...。多分内容云々の映画として作って無いんでしょう。

雰囲気を楽しむ、これも立派な娯楽!立派な映画のジャンルとして私は成立してると思いますよ!



何で今これを私は紹介するか?今の私を含めての中年世代は、これぞ・名作映画!をあまり観た事が無いのが本音じゃないでしょうか?

私みたいなヘンコ満載男は別としても一般的に映画好きと言ってる奴でも「十戒」「ベンハー」「クレオパトラ」「ドクトルジバコ」「ガンジー」「オペラ座の怪人」観たんか?と聞きたくなる。ハッキリ言って私はどれも観て無いし、どんな話かも良く知らない...。


挙げた大作シリーズは別としても、私は「風と共に去りぬ」「七年目の浮気」「ローマの休日」 ← は最近観た...。

それで映画のコラムを書いてケツカルのか!?すみません m(_ _)m

でもいずれ観たいと思ってます...。ちなみにベンハー、ドクトルジバコは多分私の棚の見えない場所にしまってあると思う。買ったと思う...。それも忘れた v(^-^)


せっかくだから昔の名作もこんな雨の日には良いんじゃないでしょうか?

要は私はジャンル問わずに何でも来い!のストライクゾーンの広い男なのです!

映画に関してはですけどね ♪


ではいつもの予告編。


 
そして個人的に大好きなこのテーマ音楽。



author:Yasushi O.guro, category:洋画, 17:45
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燃えよドラゴン ENTER THE DRAGON 1973年 香港映画
実際この映画、何ベン見ただろう...。男ならそうなる筈だと思う。

今の中年(私も含めて)リアルタイムでないファンにも受け継がれた。

なら今の学生の子達はどうか?今の女の子達はどうか?

そんな人達も是非!見て欲しいと思う。なぜか?アジア人でハリウッドの主演を張って作品を世界中で大ヒットさせたのはハッキリ言ってこれだけしかない!今でこそアジア人が海外に進出してるのはザラだがこれは1973年の話だ!

ジャッキー・チェンも崇拝する格闘技のカリスマ、今回はブルース・リーの「燃えよドラゴン」を紹介しましょう! 


























まずは話をザックリ書きたいと思います。

香港で格闘技の指南を務めるリーの元へあるオファーが来る。それは離島で数年おきに開催される格闘技トーナメントだ。

それを主宰してるのはボスのハン、それだけなら何も問題は無いのだが、実際その場で行われてるのはアヘンやヘロインの生産、密売が実態で証拠が掴めていない政府や警察側は手を拱いてる状況。













そこでスパイとして送られるのがリー、あまり乗り気でない彼が何故オファーを受けたか?理由は二つあり、ハンとリーは同じ少林寺の門下。麻薬に手を染め、袂を分かった彼を許す事が出来なかった。

そしてリーの妹が死んだ背景にはハンのチンピラ共が関係していて、数人の男に囲まれ強姦を拒んだ彼女は最後に自決を選んでしまう。(それをリーが言われるまで知らなかった事は正直言って無理があるど〜?とは思うが...(^○^) )

二つの個人的な理由に後押しされ、ハンの主宰するトーナメントに参加するリー。

他には興味本位で数人の男が参加する。私の大好きな「ビッグ・マグマム77」にも出演したジョン・サクソン。













そして実際、国際空手選手権ミドル級優勝の経歴を持つジム・ケリー。













そしてリー作品でもおなじみのボブ・ウォールも出演している。

同じ名目で一足先に送られた女スパイ、メイ・リンの情報も手伝って確実にハンの実態を掴んでいくリーだが...。てな話。




















今回、私が言いたいのはこの作品のリーの背景を書きたいと思う。

まずこの映画の企画がリーの元へ届いた時には本人は別の作品(死亡遊戯)を撮影していた事。

当初のシナリオのタイトルは(Blood & Steel)これを良しとしないリーはタイトルにドラゴンと付ける事をリクエストしたと言う。

出演がハリウッドからと言う事もあって死亡遊戯の撮影はいったん中断。燃えよドラゴンの撮影に入る。

死亡遊戯も何遍も見たのだがメイキングでも本番でもリーは相変わらず表情に活力があり元気がみなぎってる。

ところが、燃えよドラゴンは話が進行して行く内にリーの表情、削ぎ落とされた見事な肉体が恐ろしい位に変化していく。

ただでさえ痩せてる彼がさらにやせ細って、そこに筋肉が付けられてるモノだから誰もが憧れる脂肪が無い理想の体型かも知れないが、ここまで行くと実際恐い。













撮影自体も難航していた。(エキストラからの無駄な喧嘩の相手、撮影中のアクシデントでの大怪我)なども手伝ってリー本人も苛立っていて、この頃から原因不明の頭痛に悩まされていたと聞く。

それを力に変えて鬼の形相で作り上げたこの燃えよドラゴンは、正義の味方と言うよりは獲物を食い殺す猛獣の様なリーが印象的な作品になっている。

付け加える意味で ↓ の写真を見て欲しい。これが全ての撮影を終えリーの最後のアクションシーン、雄姿だ。














比べたら一目で分かるが身体は更にやせ細り表情も疲労が見える。

健康でないのは誰でも分かる位になっている。そりゃそうだろ。人間あれ程の殺気が続く訳がない!

しかしここでも彼は立派に完成されたアクションを見せてくれる。

この作品が日本で公開された時には本人は既に故人となっており日本は勿論、世界中で大ヒットしたのは有名な話だ。

しかし当初は数分がカットされたバージョンが出回ってしまい、それが一般的なのだがDVDやリマスターされたビデオが販売された時に特別版と名前が変わり、リー本人が試写を見て納得したバージョンで現在は見る事が出来るのは、ファンとしてはとても嬉しい。


最後に何故これを見て欲しいかと言うとブルース・リーと言う男は良い意味で殺気と迫力が漲(みなぎ)ってる男だった。こんな男は今でもいない!

この男なら一回りもデカイ男を相手に打ち負かす事か出来る!と思わせてくれる。事実、彼のフォロワー(門下生)にはあのスティーブ・マックィーンやジェームス・コバーンなどが居る。

それはなぜか?理由は彼は本物なのだ!アクションを演じる役者では無く、本物の剛腕格闘家なのだ!

















同じアジア人として、こんな男が居たと言う意味も含めて今の若い人にもこれは見て欲しい!「アチョー」にとらわれずに男の生き様として私はお勧めします!

今後も格闘技のバイブルになり続ける事を心から望んでいます!

余談になりますがこの映画の中で唯一のエロい女役で出演してたアーナ・カプリ(Ahna Capri)さんが最近亡くなられた事はちょっとショックでした...。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ahna_Capri


ではいつもの予告編。



そして有名な奇跡の共演!ブルース・リー VS ジャッキー・チェン!



author:Yasushi O.guro, category:洋画, 17:24
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栄光のルマン LE MANS  1971年 アメリカ映画
大抵の有名作品がブルーレイに移植されてる。昔の作品がどれ位のクオリティで画像が綺麗になるんでしょうな〜。そこは本当に楽しみです!私が買うのはまだ先やろうね。

以前も書いたように DVD=映像特典付き ブルーレイ=映画のみ みたいに区別を付けてくれたら消費者は買い易いのに...。(ちなみに本作はブルーレイのみ映像特典付き)

最近、ここ数年、なぜか盛り上がってる本作品。映画自体が?残念ながらそうじゃない。

私は何度も見たんだがこれぞ名作!...とは言えません。かと言って私個人は時々見たくなる不思議な作品。 

今回は栄光のルマンを紹介しましょう。


























私はDVDで見たんだが画像の綺麗具合は中々悪くない!私の家には小さいホームシアターがあって本作は5.1chサラウンドなので充分この位で堪能出来るんだわ。

さてと、何から始めて良いやら...。

ハッキリ言って言いにくい!言っちゃ悪いが大した話じゃないんです。

この時期レースに造詣の深かったマックィーンが自身のプロダクション(ソーラープロ)の全財産をかけて(当時800万ドル)作った本格レーシング・ムービー。

フタを開けてみれば映画は大ヒットまで行かず、失敗のレッテルを貼られソーラープロは解散、マックィーン自身の懐もかなり痛手を負う形になったと言われてる。

もともと監督はマックィーンの恩人ジョン・スタージェスでスタートしたのだが私の持ってるDVDの監督クレジットはリー・H・カツィンと言う方になってる。

実は製作中からマックィーンとスタッフの間で意見の相違が何度も起こり結局スタージェスとは本作で喧嘩別れ...長い付き合いだったプロデューサーのロバート・H・レリアとも本作で終わり。

作品発表後、本人は私生活でニール・アダムスと離婚し今まで支えてくれた大事な恩人を結果的に全て無くした格好になってしまった。




















自信も天狗になって人の話に耳を傾けない、映画の中での進行はマックィーンが目指すレース中心のドキュメンタリー形式、スタッフが目指すレースは二の次、人間ドラマ、恋愛が中心、の物語が一緒になって結果どちらにも取れない、内容になってしまう。

元々当時はレースと言うモータースポーツが真っ盛りの時代でこの手の作品が本作以外に多数発表されている、フランケンハイマーのグランプリ(1966)マックィーン自身の永遠のライバル、ポール・ニューマンのレーサー(1969)が筆頭かね?(私はそれ位しか知りまへん...)

だったらそれに負けないカーアクションの代名詞!の様な作品に彼は徹したかったのでは無いでしょうか?事実彼の映画デビューはニューマン主演の配役程度の作品、彼の目標はポール・ニューマンの壁を超えるのが目標だったのは有名な話です。(ようやく肩を並べたのがこの3年後のタワーリング・イン・フェルノ)




















私の観た感想だがスタッフの目指した人間ドラマの方は淡々と行われレースの方も映画らしいデフォルメされた感じも無く本物のレースを最高のカメラアングル!で撮られた様な印象の映画です。

前々作のブリットで見せたこれぞアクション映画!のらしさは本作品には見られない。

何かフランス映画を見てるかのようにセリフよりミシェル・ルグランの音楽が際立って個人的には「これは、これで良いんじゃないかなぁ〜」と思えてしまう。

リアルタイムで見たなら感想は違ったかも知れないが私はこの雰囲気、結構好きだ!

勿論これは映画なのだからもっとドラマや見せ場を作るべきなのだが今になれば映画はもっと自由な感覚で沢山作られているのでこれでも充分ドラマを見せてくれてると思う。

マックィーンが大スターだけに映画は娯楽!の王道らしさは感じて貰えなかったかも知れないね。

色々情報を植え付けられて見た私の思う事は結局どちらの感情も不服のまま進行した感じがします。


しかし!ブリットが公道でのカーアクションなのだとしたら、これは当時最速のカーアクション!クラッシュシーンは本当にエグイ!頻繁に起こる訳でもなく、たった一回!ここがホント良かったです!


後年になって作品でマックィーンの使用してたポルシェ917k これはホンマ洗礼されててカッコいい!




















そして彼の劇中使用してたタグホイヤーのモナコ、去年そのまま復刻されて何と完売!私は買いたいけど高くて買えまへん...。























そして彼の着ていたレーシングウェア、さすがに白は、このお方しか似合いませんが、これなら私にも買えましたので買っちゃいました!(ソーラーレーシングのパッチ入り!の大好きなウェアです。)




















当時の彼がセレクトしたモノがいかに先見の眼があったか!洗礼されてるかが最近になって注目されてこの作品が再評価された。...何とも不思議な作品の印象が個人的にはします。

そう言う意味もあって映画も改めて観る!買う!のも良いんじゃないでしょうか?


一人のハリウッドスターが全財産を掛けてレーシングムービーと言うジャンルの伝記的な作品を作った!(作ろう!と挑戦した?)内容も硬派な感じだし、もっと作品自体も認められても良いんじゃないでしょうか?

私はスティーブ・マックィーン中毒なので、多少意見は偏ってるかも知れませんがそんな気持ちで一杯の映画です!


まずは最新のブルーレイ予告編を。



次に復興版モナコのコマーシャル。現在も活躍するドライバー、ルイス・ハミルトンとCG共演でこれがカッコいいんだ!



author:Yasushi O.guro, category:洋画, 16:19
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マイク・タイソン - THE MOVIE - (Tyson) 2008年 アメリカ映画
家に居ても煮え切らない気持ちが、チョロチョロ出て来そうなので「買い物でも行って来よう!」と日本橋に行って来た。

勿論DVDを買いに行こうと思って行ったんだが何かを買おう!とは思ってなかった。

今の自分にオォ!と言わせる物は何やろ?と考えながら商品を選んだらこの映画が目に入った。

「何やもう出てたんか...」が正直な気持ちで、いつ出たんか知りませんでした。(もっと宣伝してくれんと!買うつもりやったのに。)

それとも、もう忘れられた過去の選手に入ってしまうんでしょうか?いやいや!そんな事は無い!

今観てもこの選手の魅力は全く衰えていない!

今回はマイクタイソンのドキュメンタリー映画を紹介したいと思います。

 
























私が学生の頃、自分が言うのも何だがとにかく血の気が多かった!あの頃は飯も今の3倍は食えたと思うし体力だって誰にも負ける気がせんかった!

人並みに喧嘩もしたし多少腕っ節には自信があった。その頃、凄い勢いで防衛している一人のボクサーがいた。




















マイク・タイソンや!何が他のボクサーと大きく違うか?と言えば一目瞭然!そのKOのスピードの速さ!

ゴングが鳴った瞬間に凄い勢い!でパンチを浴びせてハイ終わり!そんな試合の連続だった。

今までそんな選手見た事無かったので(今もそう見ないが、そんなはしりだった思う)見た目が強烈だった!

それにパンチの速さ!ディフェンスの速さ!小柄なボクサーのスピードが同じヘビー級なのに自分の様な素人でも図抜けてるのが分かる。

パンチの重みも違う!大人と子供の喧嘩の様にまるで歯が立たない!

そういう試合を見せてくれるタイソンは学生の自分にとって分かりやすい、憧れのボクサーだった。

残念ながらタイソンはリングの外で汚点を沢山残してしまったお蔭でダーティーなイメージが付きまとう結果になってしまったが、私にとっては唯一無二のスターであるのは変わらなかったので大分前に試合が中心のDVD買ったんだが、これも買いました。

基本的に内容の大半が本人のインタビューなので試合をしっかり観たい!人には消化不足になるかも知れないがタイソンの試合の多くをとっくに観た自分にとってはそれで満足だったし、この映画で過去の汚点の話も本人がしっかり語っていた。




















内容はあまり言いたくないので書かないけど過去の回想(勿論 ↑ の男ドン・キングの話など)の話やタイソン本人の考え方をよく聞いても、俗な言葉で「ボクシングしか知らないバカ」とは思わない。

彼をコントロールできる器(人生経験)を持つ参謀が彼のキャリアの中でずっと付いていれば?脱線しかけるタイソンを操縦出来る人物がいれば?彼はもしかしたらスポーツの教科書に出て来る様なアリの様な人生を歩けたかもしれない。

タイソンに取ってはトレーナーのカス・ダマトやプロモーターのジム・ジェイコブスや最後の砦だったケビン・ルーニーが彼の元から離れなかったら...。

勿論、日本でよく言う天狗になったタイソンにも問題は有るが、改めてボクシングはリングに立つのは一人で有ってもそれを支えるチームスポーツなのだと感じる。

若い頃ダマトから教わった言葉も、有罪になって投獄されてる間イスラムに改心した話もボクサーとしての心得などを話すタイソンはしっかりと自分なりに理解していて、見てるこっちは「見た目より(失礼だが)話の分かる男」のイメージがしてならん!

大勢の取り巻きが本人の語る不気味な存在と感じていたならば何故?自分の人間関係を修正し直してから進む事を選ばなかったのか?スーパースターだった、だけに大きな悔いが残る。

日本ではタイソンの試合は一時から民放の中継は無くなってWowWowが独占放送するようになったので晩年のタイソンの試合などは知らない人の方が多いと思うが、今日改めて観てやっぱり相当衰えを感じる。幾らこの試合に臨むタイソンの背景に、やらざるを得ない状況があったとしても。

















そして最後にこの映画はドキュメンタリーなので爽やかなハッピーエンドで終わらない。

タイソンらしいと言うか人間らしく「まぁ、そんな所やろぅな...」で終わってしまう。

現在タイソンは45歳。老けこむにはまだまだ早いし、これからの彼の人生はファンとしては、このまま終わって欲しくない!ならやっぱりトレーナーの道を選んでダマトの継承者タイソンに第二のチャンピオンを育てて欲しい!単純な発想か?そうは思わない!だってこんな凄いパーフェクトなボクサー今でもいないぞ!

買う前から分かってたが、やっぱり反面教師の様な内容だった。だけど凄く良い映画だった!

彼の最後の試合相手(ケビン・マクブライド)に掛けた言葉は彼のキャリアの財産になった、だろうし本当にシンプルなプロの飯を食って来た真髄の言葉、重みを感じた。爽やかで感動しました!


買ってみてはどうでしょうか?私はお勧めですよ!


まずは予告編。



次に自分にとって一番凄かった!この試合!



最後に復帰戦でこれも凄かった!



author:Yasushi O.guro, category:洋画, 22:35
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タクシー・ドライバー (Taxi Driver) 1976 年 アメリカ映画
久しぶりにコラムを書きます。

今回は自分の視点で気になったので、同じ部分を付いて申し訳ないが、またもやデニーロの出世作になった作品!タクシー・ドライバーを書きましょう。


























そもそもこの作品見たのは私が30歳過ぎてからで、正直あんまり見る気がしなかった。

気味の悪いトーンのバイオレンス作品のイメージしかなかったからです。

実際見たら...確かにそれが目立つ作品ではあるが本当に言いたい事は別の部分の気がします。

それは主人公のトラビス・ビックルの抱える病=孤独が作品の全体像でそこにとても共感出来ました。

まずはトラビスの簡単な説明、海兵隊上がりの彼はタクシーの運転手の仕事を手にしニューヨークの街で働く。















休みの日は映画館に出かけ(ポルノ映画)毎日を淡々と過ごす日々、ある日自分に不釣り合いの美人の女を見かけ一目惚れしてしまう。

イザコザを起こし、彼は自分の掃き溜めフラストレーションを彼女の働く選挙事務所の候補パランタイン議員暗殺へ切り替えて実行そして失敗。

次に自分の身近に居る一人の少女(売春婦)の為に取り巻く元締め達を容赦なく殺し続ける...話です。




















タクシー・ドライバーと言えば!↑ の写真の様なシーンが頭に浮かぶが、これは映画の表の部分でこの裏にある彼の心理を考えれば、もっとこの映画の深さ悲しさを理解出来てなぜ?この作品が現在も名作と評価されてるかに改めて気付くはずです。

それは今の私を含めて沢山の人間が感じる孤独がテーマになってる所が大きい。

分かりやすいシーンがある。トラビスが銃を持って心の中でもがいてるこのシーン。
















今はテレビがインターネットに変わっただけで、何も現在と変わっていない。

私もインターネットをよくするがこのツールを使って心からやりとり出来てるか?心から救われるか?コミニュケーションの手段と、とらえるならば何て薄っぺらい物だと私は感じる。便利だけど。

この映画のトラビスの様に自分を示したい!行動を起こしたい!となれば内容は置いといてまだ救いようがあるが、現在の人間は行動さえ起こさず、ひたすら陰にこもって外へ出ない大人が多い気がするので今の方が深刻だと思う。

この脚本を書いたポール・シュレイダー(Paul Schrader)と言う男はこの映画の様に当時、離婚、映画協会を追放され、八方ふさがりだった事をインタビューで答えている。

映画の中でのトラビスは決して現実に参考になる答えを出していないが、ポールはこの後この映画の脚本で注目され高い評価を得ることになる。

これはある意味作品よりも立派な生き方を選んだ事になる。

ポール自身は孤独をプラスに変えて映画の中でアピールして沢山の共感を得た。成功したのだ。

映画は少し疑問を引きずって終わるが現実の方が収集が多く、私の意見だが映画の出来事より脚本家の人生の方が勉強になった気がした。


勿論!そこに命を吹き込んだ主演のロバート・デニーロ、監督のマーティン・スコセッシの功績も無茶苦茶大きい!それはそうだが...。













この映画の中にある映像センスの高さ!バーナード・ハーマン(Bernard Herrmann)のテーマのカッコ良さ!若い人にもっと!そこに共感して下さい!そしてこの映画に惚れてもっとこの作品の裏に有るまだ駆け出しだったスター達のドラマを見て欲しいと思います。

それを含めて、まずはオープニングを見て下さい!



さらに!この映画の大ファンの私はトラビスが実際着てるTシャツを買っちゃいましたv(゚ー^)
 




















author:Yasushi O.guro, category:洋画, 20:25
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ケープ・フィアー (Cape Fear) 1991年 アメリカ映画
最近はFacebookにハマってしまって、コラムは完全にサボり気味になってしまっている...。

これが、中々面白くてよ〜!でも外人の方ばっかりで英語で喋るのが難儀で。

折角仲良くなった友達に、「あなたはフランス語を喋れますか?」(笑)  そんなん、喋れませんよ!!!

まぁ宜しければ仲良くなって下さいな ↓
http://www.facebook.com/home.php#!/YasushiO.guro

さて!久しぶりに書くコラムは、当時高校生の(私に高校時代が有ったなんて...)私が震え上がった名優ロバート・デニーロ(Robert De Niro)の代表作!ケープ・フィアーを紹介しましょう!




















そもそも私はマックイーンの大、大、大ファンなのだがその前に私の憧れのスターはデニーロ!やったよ。

色々観たけど、インパクト、後を引いてしまう強烈な、良い意味での脱力感...。これがやっぱりNo.1!じゃないでしょうか?

まず本作のデニーロの役マックス・ケイディはレイプ犯!14年の刑期を終えて出所し、かつて自分の弁護をしたニック・ノルティ(Nick Nolte)家族に近付く...。
















元々字もマトモに書けなかったケイディは、刑務所で字はおろか哲学、法学まで習得し自分の調書を再度、確認すれば...自分の女は自分以外に数人の浮気相手がいた事実を、弁護士は公にはせず葬ってしまっていた...。

弁護士からすれば、その女にあまりに惨いレイプをした(その女には52個の肉片の傷が残った!)マックスを人として許せなかったのが言い分だが、自分は弁護士なのだから本来はどんな犯罪者でも自分が守り刑期軽減に努めるべきなのだ!

自分は刑期を終え全うに出所を認められた、弁護士の勤めを怠った彼に今度は法律ギリギリの犯罪で相手に詰め寄ってくる...!恐〜い物語。

いつも通り内容はあまり言いたくないので、その幾つかの手口とは...弁護士夫婦の長く飼っていた犬を毒殺したり(勿論、立証されても罰金刑程度)弁護士の不倫相手をナンパし公に出来ない事情を計算の上でまたも惨いレイプをするのだ!















一人娘のジュリエット・ルイス(Juliette Lewis)に近付き、彼女と友人以上の信頼関係を築こうと目論む...諸々。






 

とにかくマックスの言い分は、ハッキリ言って正論!自分は刑期を全うし出所して来たのだから、どう生きようが自由なのだ。

弁護士に理不尽な箇所が有るなら法廷に持って行けば?となるかもしれないがマックスはそこに恨みが存在するので、復讐し続ける!自分で決着を付ける!男なら、そうなるだろう...と考えてしまえば、この話は益々ハマってしまうのだ!

何てよく出来た物語!その辺をじっくり観せてくれるので、後半のちょっと過剰な演出も突っ込みたくなる気持ちより「オォ〜恐っ!」とさせてしまうのは、巨匠マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)とデニーロの名コンビ!の作品でしょうからねぇ!

改めて今観たらこの作品は、デニーロ以外の役者も中々ハマってて良い!

私はデニーロ信者だがこの作品は全員、良い味を出して名作になっているのだ!例えば...。




















ジョー・ドン・ベイカー(Joe Don Baker)彼は新・バニシングin 60 s(勿論、H・Bハリッキーとは関係なく、ただのタイトル拝借の別作品)の主演俳優だった様な...。

今回は私立探偵役でこれまたウマい!
















ジェシカ・ラング(Jessica Lange)はノルティの奥さんで、方々での活躍が有名だが改めてこの作品も良いねんなぁ〜。

サスペンス・スリラー!これを充分味わえる本作は私の中では名作!今更言うまでもないがロバート・デニーロは本当に楽しませてくれるスターだ!

主演俳優ならクールな役を演じるのが正統なのかもしれないが、あえて影を持った悪党を演じ続けるこの男は本当の意味での役者!俳優!

本来そうあるべきだ!と私は思います!そして老若男女この作品はお勧めします!本作の元になった(恐怖の岬 1962年)の主演俳優 グレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムもゲスト出演なのも面白い!

まずは予告編を観て、本作を是非観よう!




ちなみに本作のファンの私はマックスの刺青!とまで行く根性が無いので...こんなロングTシャツを買っちゃいましたよ!

























author:Yasushi O.guro, category:洋画, 17:02
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