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秋刀魚の味 (An Autumn Afternoon) 1962年 日本映画
10年位前まで、梅田堂山にシネ・ヌーヴォと言うマニアックな映画館があった。そこで上映される映画は後追いで割と観た。

その中に気に入った映画でヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)のパリ・テキサス(Paris, Texas)と言う映画がある。同じ類いでジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)のナイト・オン・ザ・プラネット(Night on Earth)も良かった。

緩い雰囲気の映画は私には新鮮でこの後色々観たが、彼ら二人には共通点が有り日本の映画監督に影響を受けてる。世界的に有名な監督が日本人の映画を観てるなんて私には驚きで、まだまだ自分は甘いねんなぁ〜と改めて思ったモンです。(黒澤明は別ですよ)

私の親父も姉も聞いたら大ファンだった映画監督の小津安二郎さん。今回は遺作となった秋刀魚の味を書きましょう。


























まずは、映画は起承転結のルールで盛り上がりを期待するばかりじゃない!と言う事。これが本当に後でハマる切っ掛けになって、この後、気に入って色々観た。

勧善懲悪のアメリカ映画ばかり観てた私には、こう言う映画は新鮮で、多分この作品が良かったからハマったんだと思う。今の邦画は緩い層(ジャンル)も確立されててミニシアター系って割と多い。正直言ってこればかりは良くない!と、今は思ってる。アクション物は洋画に劣るし難しいとは思うが...。今、緩い映画が結構多すぎる!

話を戻して、小津安二郎の映画は3本観たが(これと東京物語、お早よう)これだけは良かった!基本どの作品もホームドラマで全体がゆった〜りと進んで行く。秋刀魚の味は年頃の娘さんが嫁いでいく、ただそれだけの映画です。(笑)

けれど良いんや~。この空気感が何とも言えない。優しい雰囲気が全体に流れて、肩こらず考えず観れる良さがある。日本人て良いなぁ〜。

会社勤めの笠智衆も友人の会話の中で自分の娘も年頃だと改めて気付く...。縁談も良いけど...。




















その後、同窓会に自分の担任の先生と会う機会が有り、酔った先生を送った所に嫁に行きそびれた中年の娘さんと出会う、これじゃイカン!と、考え改めないと〜てな話。


この映画で目を引くのは岩下志麻さんの御綺麗な事!今も綺麗やけどこりゃモテたやろ!と言いたくなる位、清楚でホントお美しい!




















あまり書くと内容に触れるので最後に、結局この映画何を言いたいのか?ラストに深く笠智衆が感じる...。人間は変わって行く、それで良いんだ、と言う事。(多分それが言いたい、んだと思う)

それが観てる私は感じたし、それでいて押し付けてる雰囲気じゃ無く、ボロボロ泣ける訳でも無く、笑顔にさせてくれる、とても爽やかな映画。そこがとても気に入った!

改めて観たら、今の日本にない木造の建物が並び、工場に隣接してる会社やまだまだ戦争の思い出が皆の心に残ってる+会話に出てくる。そんな時代の話なので今の若い人には別の国の話に観えるかも知れないが、もしかしたらそこが分かりやすく70〜80年代に外国でウケタのかな?と思ってしまう。(例えばアフリカ映画には象が出て来るとか、アメリカ映画には保安官が馬に乗って出て来るとか...)一目観てこれぞ昔の日本!という感じが、この作品にはするしね。

小津作品はカラー映画があまり無いし、手始めにこれはデジタル・リマスターされてて画面がホントにキレイやで!邦画は取っ掛かりが薄く、受け継がれない残念な風潮が有るので、あえて!この映画は良いですよ!


映画が好きなら邦画も観ましょう!良い作品は沢山とは言えないけど何作かは有りますよ!海外の人は日本の作品を日本人以上に観たり聴いてる事を私は感じる事が多いです!(偏ってるけどQ・タランティーノが有名やね!)

今回はあまりウマく書けなかったけど是非観て欲しい作品ですm(_ _)m




author:Yasushi O.guro, category:邦画, 14:44
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